ポーランド生活7週目の記録(12/23-12/29)

◎この記事は、2020年12月29日に、noteにて公開した記事と同じ内容です。

今週は、クリスマス特集。24日のディナーが豪華すぎて楽しかったのでそれをメインに書いていきます。

クリスマスイブのこと

ポーランドでのクリスマスは、日本でいうお正月のような感じ。家族と過ごして伝統的な料理を食べて…そしてしっかりと休む!笑

逆にニューイヤーは、日本でいうクリスマスの位置付けみたいです。恋人や友達と一緒に過ごして楽しむ、少しライトな感じ。

24日、初めてポーランドでクリスマスイブを過ごしました。

ルームメイトはしっかりとポーランドの伝統的な料理を準備してくれ、美味しく賑やかな食卓を囲むことができ、感動…。

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メニューは、
・野菜とキノコのピエロギ(ポーランド風餃子)
・バルシチ(ウシュカという小さなピエロギ入りのスープ)
・キャベツのピクルスで作ったビゴス
(煮物と炒め物の間的な…笑、ピクルスで作ったから酸味があります)
・ニシンと玉ねぎの酢の物
・野菜のパイ with 西洋ワサビ
・ケシの実の手作りパスタ
・野菜いっぱいポテトサラダ
・パン
・ピクルス
・マコヴィエツ(ケシの実ケーキ)

●ピエロギ
これはルームメイトと一緒に作りました◎先週の記事参照

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●バルシチ(with ウシュカ)
前日、12個のウシュカのうち1つに、一番小さなコインを仕込んでおきました。

私たちは3人なので4つずつ各自で選びました。

コインが入っているものを選んだ人が、来年、金銭的にラッキーに恵まれる、という伝統的な風習。

無事にルームメイトの大黒柱!がコイン入りのウシュカを引いて大盛り上がり◎彼がひいてくれてよかった!来年もみんなにいいことありますように!

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●ビゴス
ビゴスはよく豚肉等で作られることも多いと聞きます。私のルームメイトはビーガンなので、ビーガン仕様。そして、酸味のあるものが好きらしく笑、ピクルスでつくるという…笑 そのため酸味があって顔がきゅーっとなる感じでした(梅干し食べたあとみたいな)笑。パンと食べると、酸味がスパイスになってとってもいい感じ!美味しかったです。

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●ニシンと玉ねぎの酢の物
ニシンってあんまり美味しいイメージないなあ…と思っていたんですが、これは美味しい。やっぱり酢漬けなので酸っぱいんですが笑、シャキシャキ玉ねぎとニシンのふわふわ感が楽しくて、なんかくせになりそうな味わいでした。たくさんは食べられないけど、一品としてあると嬉しい品だったな…6週間ぶりの魚ということもあったかも…笑(最後の方、全部わたしが一人で食べてた)

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●野菜のパイ with 西洋ワサビ
これは、めちゃくちゃ美味しい。そしてこれも通常はお肉で作るみたいですが、ビーガン仕様。西洋ワサビってポーランドに来るまで食べたことがなかったのですが、日本のわさびより薄い味がするわさびって感じ。辛味もそんなになくて、さらっとしてます。なのでパイにたっぷり塗っても香りがして美味しく食べられちゃう。水分が多いのかな?使い方や塗った感じのイメージは、大根おろしに近いかもしれないです。味はわさびだけど…!

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●野菜いっぱいポテトサラダ
これは、THE POLAND(いかにもポーランドらしいって意味ね)サラダらしい笑。じゃがいもが主食の国なので、じゃがいものサラダはポピュラーだそう。日本のものとほとんど変わりません。じゃがいもを角切りにしてふかしたものに人参やグリーンピースを入れて、マヨネーズであえたもの。ビーガン仕様にすると、卵が使えないのですが、ビーガンの世界には、「卵の味がする塩」というものが存在していまして…笑 不思議なんだけど本当に卵の味がするの!その塩で味付けすれば、本当に日本でよくみるポテトサラダとあんまり変わらないと思うなあ。
美味しかったです◎

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●マコヴィエツ(ケシの実ケーキ)
まず、「ケシの実で料理すんの?!」っていうのが驚きだったのですが、ポーランドのクリスマスの伝統ともいえるマコヴィエツ。模様がロールケーキみたいになっているものなんですよね。話を聞くと、作るのがめちゃくちゃ難しいらしく、黒いケシの実部分とケーキの白い部分が分離してしまうことが常だそう。私のルームメイトは難しいことを知らずに、はじめてつくったそうですが、びっくりびっくり大成功。めちゃくちゃ綺麗なマコヴィエツをいただくことができました。(はじめは両家のお母さんたちに「自分で作るの〜?難しいよ〜!」って脅されてた?笑、らしい。でもそんなご家族をびっくりさせられるすばらしい出来だったそうです。)甘さは控えめ。ケシの実が結構ぼそぼそするので、何かドリンクと一緒にいただくのがいいかも…。食べたことない不思議な味でした。

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本来ならば家族みんなで過ごすところですが、今回はステイホーム。そのため遠隔でご家族と繋ぎます。ルームメイトの実家等と電話を繋ぎ、はじめてご挨拶。言葉は通じないけど、なんか楽しかったな笑。

またプレゼントはイブの夜に開けます。私たちはお互いのために、お揃いの着ぐるみパジャマと炊飯器を買いました。このお揃いのパジャマがめちゃくちゃ可愛くて笑、3人できゃっきゃっと写真撮影。ご家族の前にパンダで登場したら大ウケで、なんかめちゃくちゃハッピーなひとときでした。

平和だなあ。そんな幸せなクリスマスイブでした。

仕事のこと

12/23 に最終の授業を終え、クリスマスホリデイに入りました。最終授業では、「クリスマスに何を買いましたか?」なんて話題で盛り上がって、メリークリスマス!で授業を終わるという、楽しい雰囲気に。

24日から年始の3日まで、年末年始に11日間もお休みがあるのは10年ぶりくらいです。

私の課題は教科書をしっかりと読み込むことと、それぞれの課で使われている言葉をきちんと把握すること。この2つをクリアすることが年始からの授業をより良いものにするために絶対に必要な鍵です。

そこで、このお休みを使って教科書の分析をしています。

どの課でどんな文法が出てくるのか。このワークはなんのために用意されているものなのか。私の学校ではどのタイミングでこれを教えるんだろう…。そういった情報を整理したり、自分で考えたりしながら、どのタイミングで板書の資料や新しい教材を用意する必要があるのかも含めて、アイデアをスプレッドシートに書き込んでいきます。

教科書が3冊ありますが、今はまだ1冊目半ば…笑◎
なかなか量があるのでしっかりと把握するのは大変ですが、コツコツ自分の力にすることを目指して進めていきます。

年始の授業準備も少しずつ…クラスのレベルによって微調整をすることが、私の経験ではまだ難しい部分があるので、先輩先生の助言を借りて、しっかり詰めていきたいな。

私生活のこと

ルームメイトと距離感が掴め、お互いの時間を確保できるようになってきて一人で部屋で過ごす時間が多くなりました。一緒に楽しむ時は楽しむ、そうでない時は各自の自由に。自然とそうなってきたことに伴いメンタルも少しずつ安定…自分の時間は自分で決めて自由に使いたい。

ここ最近の変化といえば、そういえばクリスマスイブ以降、あんまり食べていません。

料理も食べるもの大好きで、日本ではコントロールしたくても制御できないくらいよく食べていたのですが、なんとなく部屋にいたい心理が働いて、気づけば食べるのを忘れています。1日1食生活(むしろ1日0.5食生活?)になりつつあります。これって…身体に悪いよね笑。

好きな食材がキッチンにないな、お米を炊いている時にルームメイトに会うのなんとなく嫌だな、そもそもめんどくさいな…なんていろんな心理的障壁があって、料理すること自体、憚られる感覚があるので、ひとつずつ解決していきたいな。

睡眠サイクルも狂いまくっていて、普通に夜寝ても起きるのが14時とか。1日損した気分になるけど、落ち込んでいても仕方ないので、いかに「1日の今の瞬間を濃くするかを考えよう!」と考え方を変えることにしました。

年末に近づいてきたということもあり、日本やアメリカ、そしてポーランドの友人とZoomで話をする機会をつくりました。やっぱり大事な人たちといろんな話をするのって本当にパワーになる。一気に元気が戻ってきて全身にパワーが行き渡った感じ。

たくさん笑って幸せだったな◎

今週のはじめての経験

・ポーランドの伝統的なクリスマスホリデイを体感!
・教科書分析開始!
・日本とのZoomで元気回復◎

来週はいよいよ、28歳ラストウィーク。
いつのまにか20代のラストイヤーに差しかかろうとしてる!
1日1日が本当に大事。

良いお年を!