ポーランド生活6週目の記録(12/16-12/22)

◎この記事は、2020年12月23日に、noteにて公開した記事と同じ内容です。

日々のとりとめもないこと

ポーランドでは、12/28 から再びロックダウンが始まります。コロナウイルスの影響はまだまだ強く、基本的には家の中(部屋の中?笑)の生活です。

もともと映画やドラマが好きなのですが、最近は気が向いた時に、英語字幕の英語作品(もしくは韓国語字幕の韓国語作品w)に触れるようにしています。

英語は日常的に使うので、より本物の音声に触れておきたいし、韓国語はただ単に聴くのが好きなので、気が向いた時に再生しています。韓国語に関しては、意外と聞き取れた気になっていたけど、蓋を開けてみると全然わかっていなかったということもしばしば。新しい発見はどんなところにもありますね。

正直、日本にいた時は、字幕を外国語にするようなモチベーションは全くなくて、海外の作品は必ず日本語字幕で見ていました。
職業柄、海外にいても「日本語には絶対に触れないぞ!」ということはなかなかできません。でも、ありがたい?ことに、ポーランドのWi-Fiネットワークでは、作品によっては日本語字幕がありません。(大抵、作品の言語と、英語+ポーランド語+ドイツ語 / ロシア語 字幕が選択できますw)外国語制限をするにはもってこいの環境です。

今のところ、めちゃくちゃ見たいポーランド語作品に出会えていないのですが、話のわかりやすい明るいストーリーのいい作品があったら、ポーランド語音声×英語字幕で挑戦したいなあ…。

そういえば、とあるご縁で日本語を主専攻にしているポーランド人の大学生の方々と繋がり、お互いの学びのため、それぞれの言語をお互いに教え合う Exchange をやってみることになりました。

彼女たちは、これまで出会ったポーランドの方々とは、趣味も好きなものも違います。また新たに知らない世界を知ることができるのではないかとワクワク。

何か新しい発見があったら、note に書き残したいと思います。

仕事のこと

いよいよ12月23日が今年最後の授業日。

教師としての課題は、毎回、授業をするたびに見つかります。
日々、伸び代ばかりです。でも、日本語を教えられることが、今、心から嬉しいです。

毎日、授業準備に励んでいます。授業は、緊張するけど とても楽しいし、準備のあいだ、日本語について考える時間が幸せです。そもそも、言葉が好きなんだと思います。(noteも長文になりがちやしね笑)

そして、生徒の顔を思い浮かべるのも楽しくて、ひとり授業を思い出してはニヤニヤすることも…笑

今、私が抱えている課題の一つが、授業のテンポづくり。

生徒にとって授業のスピードは、早すぎても理解できないし、遅すぎたら退屈です。私はどちらかというと、ひとつひとつの課題を丁寧にしがちで、ものすごくスローペースになります。できる人にとってはかなり退屈かもしれません。

そして、そのわりに、もともとの大雑把な性格が影響して、細やかに指導すべきところをざっくりしがち…これは、苦手な人にとってはよくないですよね。

日々、自己分析しては、改善策を考えて実践…の繰り返しです。

まだまだ以前からの課題も抱えながら(改善はできているみたい!♡)、新しい課題を発見し続けている、刺激的な毎日です。

伸び代なきところに成長はないので、毎日気づきがある私はとってもラッキー!必ず改善して、パワーアップしたいな。

ポーランドの12月の話

いよいよクリスマスイブ。
ポーランドのクリスマスには、独特の文化があります。
当日が近づくにつれて、わかったことがいくつか…。

ほとんどが英語で聞いた話なので、果たしてどこまで正確な表記ができているのかあまり自信はありませんが笑、今わかっている情報として以下、書き残しておきます。

大きく誤っていたらごめんなさい。
(何が気づいたことがあれば追記するのでぜひ教えてください!)

22日は、ルームメイトと一緒に、クリスマスの伝統料理の一つである、ピエロギ(ポーランドの餃子)を生地からつくっていました。小麦粉と塩と水を混ぜて、こねて、生地を作ります。あっ、うどんと一緒ですね。平易な感想ですが、とても新鮮で面白かったです。

はじめてのぴえろぎを拡大表示

12月に入ると、クリスマスの準備に向けて街がそわそわしはじめます。ワルシャワはクリスマスに向けて、買い物する人で賑わい(コロナ禍は?笑)、街はクリスマスモードのようす。家の中にいても、スーパー等が混み合っている情報が入ってきます。

▼12月初旬、息抜きに散歩した旧市街地。イルミネーションがはじまっていました。

クリスマスを拡大表示

私のルームメイトも、クリスマスの料理のために、何週も前からキャベツのピクルス?の買い出しに行き、料理をリストアップして下準備。このキャベツは大きなバケツに入った千切りキャベツの酢漬け?みたいな保存食。ピエロギの中身の具材です。発酵させて(?)使います。(準備の間、窓際で発酵させた?のかな、なんかしばらく置いて準備してたけど、めっちゃ臭かったよ)

▼この写真の上部にある赤い蓋のボックスがキャベツのピクルス。

バケツを拡大表示

クリスマスへの準備期間を見ていると、本当に大事な行事なんだろうなと感じます(といっても私のルームメイトは敬虔なクリスチャン、というわけではありません。敬虔なクリスチャンだったらどうなるんだろう。もっとすごいのかな?)。

ポーランドのクリスマス文化

ポーランドのクリスマスには伝統やルールがあります。

・料理は12種類、用意する。
・イブの夜には肉は食べてはいけない。魚を食べる。
・有名なのは鯉料理。
・その鯉料理は伝統、と言われるが、伝統といっても社会主義国だったころからのものなので、そんなに歴史は古くなく、ここ3~40年?で定着したものだそう。
・クリスマス=家族と過ごす日!
・プレゼントは、イブの夜に開ける?
・きのことキャベツのピエロギを家族で手作りする
・きのこは森から取れた茶色いきのこ(見た目は…舞茸?笑 何のきのこかわからん)が美味しい。けど、白いきのこ(おおきなマッシュルームみたいなきのこ)も混ぜると風味が増す。家によって具材が違う。
・赤カブのスープに、小さいピエロギ(通称、耳(ウシュカ))を入れる。
・ウシュカの皮に具を包む際、小さなコインを仕込んでおく。食事の時にそれに当たった人は来年「金銭的にラッキー」とする文化がある家がある。
・ピエロギの生地の形。四角くカットして作る家と、丸くカットして作る家があり、家庭によってちがう。
・料理は2日ほど前から作り、クリスマス3日間(24日〜26日)はゆっくりするため、料理をしない。事前に準備した食事で過ごす。
・家の中では女性が料理をし、男性はお酒を飲んでのんびりする?、という文化がある。

ざっと知っただけでもこんなにあります。そして、その内容を見ると、なんか…日本のお正月似ているな、と感じます。

・家族で過ごすこと
・伝統的な料理があること
・翌年の幸運を願ってくじ引きのようなことをすること
→おみくじに似てる?
・生まれた家庭によって、少しずつ文化が違うこと
→日本のお雑煮を連想しました。
地域によって味付けや餅の形が違いますよね
・女性が料理をし、男性がゆったりすること(昔の日本はこのイメージ)
・3日間料理をしないこと
→三が日はおせち料理で過ごすという風習が日本にもありますね)

などなど…

日本とポーランドは遠く離れているはずで、欧州のクリスマスと東アジアのお正月は全然違うものじゃないの?と思うのですが、不思議です。何かのつながりで暗に世界中の文化には共通点があるのかもしれません。研究者じゃないから、わかりません。実際のところはどうなんだろう笑。

ルームメイトが夫婦なので、それぞれのお家のクリスマス文化の話を聞くことができ、家ごとにも細かく料理の違いがあることを知りました。

知れば知るほど、奥が深くて面白いです。

今週の新しい体験

・1日に2コマ、授業を担当する!
・通販で豚肉(1.0kg)を買う…!
・12:1 のグループフリートーク(ミャンマー🇲🇲)
・フランス🇫🇷の友達からエアメール♡!
・水菜と生ハムとトマトのピザを食べる!
・カルボナーラピザを食べる!
・ポーランドではじめてお給料いただく!
・日本の非常食用のご飯を食べてみる(五目ご飯, ドライカレー)
→簡単で美味しい。技術すごい。
・韓国語字幕で韓国ドラマに挑戦
・世界の料理人が未知の料理として「日本食」に奮闘する
料理対決番組を見る(Netflix:ファイナルテーブル)
→日本食って難易度高いらしい。
海外からの目線で日本料理を見るのって面白い!
・ポーランド語×日本語 Exchange!
・ポーランド渡航のきっかけをつくってくださったある方に、
メールをうってみた
・ピエロギを、生地から手作り!(包むお手伝い◎)
・MichaLki というチョコレート菓子を食べる!(めちゃうま!)

チョコレートを拡大表示

最後に、気持ちのこと

ジェットコースターメンタルはだいぶ落ち着いてきました。でもまだまだ難しい。自分でもアホやなーって思うんですが、この文章書きながら理由もないのにぽろぽろ泣きました。すでに明け方5時半です。なんか知らんけど、ものすごくさみしいです。

「頑張ってる!」「お疲れわたし!」と自分を励ますこともあるし、人と話すときはポジティブな言葉を発するように心がけたい。けど、ふとしたときにすぐネガティブな重たい気持ちの波が出てきます。ネガティブが悪いわけじゃないけど、私はポジティブに楽しく笑いながら生きていたい。

ひとつ嬉しいことは、仕事に対するモチベーションが高く保てていることです。絶対的な経験値が足りてないことで、何か一つをやり遂げるのにものすごく時間はかかるし、なかなかうまくいかないけど、最初はそれが当たり前。少しずつ前進している感じがあります。自分の課題が見え、それをクリアしていくのは充実感もあり、ものすごく楽しいです。

一方で、すぐに感情に振り回されては落ち込んでいます。ルームメイトが私を思って声をかけてくれるたび、いつもタイミングが悪くていらいらを見せてしまって後悔します。部屋で一人で時間を過ごしている時に、急に日本にいる人たちに会いたくなってとてつもなく寂しくなります。結局、「さみしいな…」ってもやもやしているうちに、貴重な時間が消えてなくなっていたりします。ほんと笑けてくるくらいメンタル弱い笑。

打開のためには行動を変えるのが大事だと思っていて、メンタルがぶれそうな時間には早く寝るようにしたり、タスク系の仕事を短い時間で集中してやってみて進めたり、少しずつチャレンジはしているものの、なかなかうまくいかないことも多いですね。集中力にも限界があるし、次の予定までエネルギーがもたない….こと…も….

身体は完全に昼夜逆転。早く寝ようと努力をした日は、大抵、布団の中でものすごく時間を浪費して、朝の7時ごろにようやく眠りにつきます。改善したいけど、しばらくうまくいっていないのでちょっと諦めかけてます。集中できる時に仕事や勉強を進めないと、ほんとなんにも回らない。

そして昼夜逆転してしまうと、日本との時差が厳しいよね。本来なら、こちらの午前中は、日本でも夕方ごろなので、コミュニケーションに支障はないはずなのですが、昼夜逆転しているとそうもいかない。私が電話したい時間帯には日本は眠っていることが多いです。

とりあえず、次にできることは何か考えないと、抜け出せない沼にはまっているような感じです。不健康だし調子も狂って…

年末に少し日本とのZoomの予定を入れました。
楽しい時間にできるといいな。

いろいろ考えながら書きたいことを書いていたら、盛りだくさんになってしまいました。普通は、きっとこういうことは自分の手帳に書いて、人には見せないものなのだろうけど、めちゃくちゃ怠惰な私には、noteで思いついたことをつらつら打ち込むのが一番「なんか良い」気がします。

そんな感覚で書いたので、まさにどうでもいい話ばかりだったかもしれませんが、ここまで読み進めてくださってありがとうございます!